2015年3月31日火曜日

Steel Bicycle


FROM STEEL: The Making of a Soulcraft from michael evans on Vimeo.




Made of Steel - Field Cycles from WLKR Creative on Vimeo.



鉄は数ある自転車の素材の中で最も職人魂、
つまり作り手の想いが伝わる素材

USAのSoul Craft、UKのField Cycles
それぞれのバイシクルフレームビルダーが
その人でなければ作れないフレームを日々生み出している

鉄の自転車
一見シンプルに見えて、その中身は複雑である
乗り手の使用用途
乗り手の体格
乗り手の乗り味の好み
乗り手が求めているもの

それらを汲取り、数百ある鉄パイプからベストな組み合わせを選び
体格を考慮したジオメトリーをデザインし
乗り手にぴったり合った、その乗り手だけの一台を
設計/製造する
その工程全てに作り手の理念と、技術と、乗り手への想いがある

乗り手からのリスペクトで職人魂を込める作り手
作り手からの職人魂を感じ走る乗り手
両者にリスペクトがある



Bicycle&Lifecycle  NICO

2015年3月29日日曜日

ドリームバイクへの道




アメリカのHIPな自転車情報サイトのManual for Speedの企画「Reach for the Dream」
歌手/アーティストのカニエ・ウエストと組んで
夢の自転車「ドリームバイク」を制作するというもの

ドリームバイク
そんなものお金さえあればいくらでも作れるという御仁もいるが
そうではない

ドリームバイクを作るにはドリーム、つまり夢が必要不可欠
夢なくしてドリームバイクはできない
先ずは夢を持つこと
其れがドリームバイクへの第一歩

一口に夢といってもそれは人によって千差万別
大手メーカーの高額な自転車を夢とする人もいれば、
何十年も昔に憧れた自転車を夢とする人もいる
写真や画像で確認できるドリームバイクもあれば
その人の脳内にイメージでしか存在しないドリームバイクもある

ドリームバイクに限らず、叶えられない夢は無い
夢に向けてどれだけ情熱を注げるか

それが夢を叶えられる人と
そうでない人との最も大きな違いである



Bicycle&Lifecycle   NICO

2015年3月26日木曜日

JAMの魅力



JAM
BMXライダーの中では深く浸透しているこの言葉
意味は「知りあいもそうでない人もみんなで一つの場所に集まり乗る」
というもの

サイクリングイベントやレースとは意味が異なる
JAMに集まる人たちは各々自由にBMXに乗り、自由に楽しむ
ある時は技を競い、教え合い、バカ話しをしたり、できない技に挑戦したり
端から見ればバラバラで統率がとれていないこともある

JAMで重要なのはみんなで一つの場所で同じ時間を過ごすということ
知らない人も自然と仲間になっているような
そんな純粋な楽しさがJAMにはある

BMXだけではなくスケートボードやインラインスケートなど
違う分野の人たちとつながるキッカケになったりもする
知らない人の見たことも無い技を見てモチベーションが上がる
何年も会ってなかった仲間と偶然再会する
何気ない会話から悩みの答えを見つけたり、
新たな課題が見つかったり

いろいろな要素、いろいろな楽しさがごちゃ混ぜになっている時間

JAM


Bicycle&Lifecycle  NICO

2015年3月24日火曜日

なぜSRAMなのか




先日の記事で書いた通り、自分はSRAM派である

その理由は極めて単純だ
SRAMのコンポーネントは他のメーカーのそれに比べ、あらゆる分野で

格好良い

1:シンプルで潔い作りの製品がカッコ良い



SRAM part2 from Miller School of Albemarle on Vimeo.


使い込まれ、傷だらけ泥だらけ油汚れにまみれて輝くパーツたち



2:常に先を見据え、可能性に挑戦し続けるところがかっこいい





開発中の無線電動変速やCX,MTBでも他メーカーより一歩先を行くものつくり




3:大小問わず多くのSRAMのチームが個性的でカッコイイ



Introducing the Juliana-Sram Pro Team from Juliana Bicycles on Vimeo.


例えばMTBのチーム ジュリアナ
彼女たちは最高にCOOLで楽しそうにMTBに乗る
個性的なチームをサポートすることが最高のプロモーションであると思う


上記の要素はSRAMの格好良さの一部
実際にSRAMの製品を見て、使って、体感すれば、より感じられる
性能では他社に劣るところもあるかもしれない
しかし、それ以上に使いたいと思わせるVIBESがこのメーカーにはある


Respect "SRAM"



Bicycle&Lifecycle  NICO

2015年3月23日月曜日

No Plan B: From Cancer to Corsica


thrivor presents No Plan B: From Cancer to Corsica from RAPHA on Vimeo.


不屈

何があっても進むことを止めない
例えガンに冒されても
長い上り坂の道を走るときも
身体的、精神的に困難な状況になっても

ペダルを踏み続ける、その不屈の意思と
支え、助け合う仲間たちにリスペクトがある




Bicycle&Lifecycle  NICO

2015年3月22日日曜日

Short Film "Cycle"


Cycle from CycleTeam on Vimeo.



全ての人
それぞれが各々のサイクル(環)を生きている
それぞれの速さで
それぞれのリズムで
それぞれの人と一緒に

Cycleがある



Bicycle&Lifecycle  NICO

2015年3月18日水曜日

コンポーネント



ロードバイクのメインコンポーネント(部品)は大きく分けて3つのメーカーがある

イタリアのCampagnolo、日本のシマノ、アメリカのSRAM
それぞれのメーカーに特徴があり、
性能、重量、価格、デザインなど選ぶ基準も様々

自分はSRAMを選んだ
ロードバイクを作ると決めて最初に考えたコンセプトが
「アメ車」
だったからだ

アメリカのコンポーネントメーカーと言えばSRAM
しかし、ロードレースでの評判は良くはなかった






ツールドフランスなどの大きな大会で
有名選手や強いチームがSRAMを使用していたがレースの重要な局面で
変速時にチェーンがギアから外れたり、ブレーキの制動力がイマイチだったり
選手たちの評判も悪かった
SRAMを使うチームはどんどん減っていった

自分はその不完全さに逆に魅力を感じた




6 Over - Kick Start from Wild Honey Productions on Vimeo.



完璧ではない部品
しかし、それ以上に魅力的なところもある
3つのコンポーネントメーカーの中で最も軽量なところ
ダブルタップという一本のレバーでの変速方法
シンプルで飽きのこないデザイン

アメリカンチョッパーの様に時には不機嫌になり
調整してもなかなか機嫌を直してくれないこともある
自転車はオンナ
いつも優しくはしてくれないけど一緒に走るときは最高の相棒である




Bicycle&Lifecycle  NICO

2015年3月16日月曜日

Nose Art




ノーズアート

戦時中、軍用機の機体に兵士の士気を鼓舞するために描かれたペイント
様々なデザインがあるが、サメの歯(口)を描いたシャークティースは特に有名で
自動車やバイクや自転車にもペイントされることがある









戦闘機のように相手を追いつめ、喰らう
弱肉強食

自分の闘争心をありのまま表現している







シャークティース
それは戦い続けるという意思表示
歯をもがれ、撃墜されるその日まで




Bicycle&Lifecycle  NICO


2015年3月15日日曜日

Made in USA "Steel Pt.1"



Cool Hunting Video: Horse Cycles from Cool Hunting on Vimeo.




Winter Bicycles from Ryan Schoeck on Vimeo.




Stinner Frameworks - How our bikes are made from Hazardous Taste on Vimeo.


ハンドメイドバイシクルフレームビルダー

自転車のフレームを作るには素材をカットし、加工し、接合しなければならない
鉄のパイプを使ったフレームでも、鉄の種類は多く、
乗り手の使用用途や自転車の車種によって決められる
加工方法も機械で行うこともあれば、手で加工することもある
パイプの接合方法もラグ接合、ラグレス、TIG溶接などの種類がある

それらの中から注文した乗り手に最適な組み合わせを提案し、
作り手のこだわりと職人魂を入れ込むフレームビルダー
アメリカにも多くのフレームビルダーがおり、その多くが彼らにしか
作れない自転車を日々作り出している

個性
一言で表現するのはあまりにも安直だが、もしフレームを注文するなら
フレームビルダーの個性はとても重要なポイントだ
自分が思い描くフレーム、デザインを具現化してくれるフレームビルダーが
見つかれば、きっと自分だけの夢の自転車ドリームバイクが作れる

一生のうち乗ることができる自転車は限られている
良き出会いを。



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2015年3月14日土曜日

日本製の調理器具







変な所にこだわるよね とよく言われる
たしかに
気に入った物は多少身の丈に合っていなくても買ってしまうし、
特注の仕様で注文したりもする

ハナシは変わるが自分は自炊派である 料理をするのは好きでも嫌いでもない 
自炊するのは節約と栄養バランスと自分の好きな物が食べられるからだ
そして料理より料理を作るための道具が好きだ

鍋、包丁、フライパン
料理する上で基本的な調理器具たちは手入れすれば何十年も使えるものを使う
何度も買い替えるという無駄なことはしたくないし、
なにより作る人が使う人のことを考えて作られたものが好きだ
上の画像の調理器具たちは新潟、東京、神奈川で作られたもの
それぞれに作った人の想いが込められている

どれも使いやすく、毎日使っていても料理が苦にならない 
明日も料理して何か作ろうという気にさせてくれる

明日の夜は何を作ろうか?




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2015年3月13日金曜日

Net Cafe Refugees


Japan's Disposal Workers: Net Cafe Refugees from MediaStorm on Vimeo.


ネットカフェ難民

世の中、好きではない仕事をしている人は多い
生きていくため、家族のため、将来のため、夢のため
働く理由は人の数だけあるが、その中でも「自分の為だけ」に働いている人が
低所得者層には多いと思う

何かの為ではなく自分のため
だから最低限の生活ができれば良いし、他の人の為でなければ気を遣うこともない
しかし、その生き方では社会の中で生き残れはしない
いずれ「自分のため」という重圧に押しつぶされてしまう

何でもいい
自分以外のために仕事をすればその重圧から解放されるのにと思う
自分はネットカフェ難民の人やホームレスの人を見ても
可哀想とは思わない
その選択をしたのは彼ら自身だから
それが「自分のため」だと思っているから


自分は低所得者層ながら、幸いなことに「自分の為だけ」には働いていないと思う
自転車と人とのつながりのため、一人でも多くの人に自転車の楽しさを知って欲しい
こんなピースフルで素晴らしい乗り物はないよと
今日も自転車と人を想う



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2015年3月11日水曜日

自転車屋の仕事


The Inverted Bike Shop from Show Love on Vimeo.



先日、SNSであるスポーツ自転車屋にスポーツ自転車を買いに行ったところ、
一見さんお断りのような扱いを受けたとの投稿を見た
たしかに、そのような店があるのも事実

常連客などと仲間内で盛り上がっていて、お客が入っても挨拶一つしない店
自転車を眺めているお客がいるのに声掛け一つしない店
手間がかかる修理や修理したくない自転車を露骨に嫌がる店
自分たちの興味のない自転車について無関心な店
お客を選んでいる店

そんな自転車屋はとっととつぶれてしまえ

同業者として上記のような店は恥ずべき店である
自転車屋の仕事は人と自転車をつなぐことであって
そこにお客を選んだり、仕事を選んだり、自分の好きなことしかやらないとか
そんな余地はない

自分は何でもする
それが大変な仕事でも、嫌な作業でも、興味のないことでも
その仕事は必ず人と自転車をつなぐと信じているから
いろいろな人の自転車とのつながりをお手伝いする
それが自分の考える自転車屋の仕事

上の動画は自分が理想型だとおもう自転車屋
いろいろな人にその人に合った自転車をつなぐ自転車屋
そしてそのつながりをより深く太くしてくれるようなお店
理想です



Bicycle&Lifecycle  NICO






2015年3月10日火曜日

時には何も考えずに




時には何も考えずに
自転車に乗り、近所を散歩してみるといい
いつもと同じ風景、同じ人、同じ時間から少し離れてみる






距離を置くと新しく見えてくるものもある
今まで気付かなかったもの、気付けなかったもの、感じられなかったもの
それらはもともとそこにあった





時には何も考えずに
ただこゝろの向くがママに出かけてみよう
その先には新しい風景、新しい人、新しい時間がある




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2015年3月7日土曜日

コーヒーの話 1



正直、1年程前はそれほどコーヒーにこだわりがなかったし、
飲む頻度も今より少なかった

自分がコーヒーに興味を持つようになったのは、
野外でコーヒー豆を挽いてアウトドアコーヒーを楽しむ人たちからの影響と
もうひとつが世田谷区経堂にあるコーヒー豆屋「焙煎急行」の影響だ

「焙煎急行」に初めて入ったキッカケは、
友人たちと富士山に登り、山頂で美味しいコーヒーを飲もうという企画があり、
富士山で淹れるためのコーヒーを探していて丁度、職場の近くに「焙煎急行」があり
美味しいコーヒー豆を購入しようと入ったのがキッカケだった

「焙煎急行」のコーヒー豆はそれまで飲んでいた量販店の豆や他のロースターの
コーヒー豆とは明らかに味が違い、個性的で、美味しく飲みやすかった
すぐに「焙煎急行」のファンになり、それ以来ずっと通っている
いつ来訪しても新しいおいしい豆があり、店主の大西氏はコーヒー素人の自分に
多くのことを教えてくれる

コーヒー豆を選び、焙煎し、計量/選別し、手書きのパッケージにパッキングする
その仕事には職人魂がみえる




POPもパッケージも全て手書き
そこには扱うコーヒー豆への誇りと愛がある
だからまた通ってしまう
次はどんなコーヒー豆に出会えるのだろう





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2015年3月6日金曜日

自転車に”惚れる”ということ



自分だけの自転車を注文するということは、それなりの理由がある

「他の人と同じメーカーの自転車に乗りたくない」
「自分にぴったりサイズが合った自転車に乗りたい」
「自分でデザインした自転車に乗りたい」
「仕様目的、ライフスタイルにぴったりの自転車が欲しい」
「世界に一台の最高にカッコ良い自転車が欲しい」

他にも人によってその理由は千差万別である
市販の自転車を自分好みにカスタムしていくのもいい
塗装して自分だけのデザインに変えるのもいい

しかしハンドメイドのカスタムオーダーの自転車には市販の自転車にはない"個性"がある
それはデザインによるものかもしれないし、フレームを作るフレームビルダーや
塗装するペインターのクラフトマンシップによるものなのかもしれない。
作り手の想いがこめられた自転車は"個性的"であり"オーラ"がある
そこに惹かれる人も多いのではないかと思う

自分もIndependent Fabrication(IF)をオーダーするキッカケになったのは
ある雑誌でIFの自転車を見てそのただならぬ"オーラ"に惹かれたから

自転車は惚れて選ぶもの

それで選んだものは間違いのない自転車であるといえる
機能(性能)やデザインや価格で選んだ自転車は長く付き合えるとは限らない
惚れた自転車は長く付き合って更に乗りたくなる


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2015年3月5日木曜日

Black Edition


Brompton Black Edition from Brompton Bicycle on Vimeo.


ステルスは世界の流行となりえるのか

世界で最もリスペクトがあるUKの折りたたみ自転車メーカー
Brompton
がこの度、ほぼ全てのパーツが黒で統一されたモデルを発表した

Black Edition

黒は目立たず、落ち着いていて、どこにでも溶け込み、誰にでも合う
そして黒い自転車は乗り手を強調させる
素晴らしい色であると想う







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2015年3月4日水曜日

一期一会



全てのものに出会いがあれば、必ず別れもある
その機会は二度と繰り返されることはなく、同じようなことがあっても
その瞬間その時間はそのときだけ
一生に一度だけの体験を積み重ねながら生きている





場所も、人も、物も、感情も、時間も
一期一会

一生のうちに行ける場所も、出会える人も、使える物も様々な感情も、
かけがえのない時間も、限られている
一期一会
その瞬間瞬間にリスペクトを尽くす







Bicycle&Lifecycle   NICO


2015年3月3日火曜日

SAMURAI Bike










サムライバイク
それは京都の二九精密機械工業とデザイナ三宅一成との
コラボレーションによって生み出された
チタン合金製のフレーム、特殊な構造、美しい仕上げ
細部まで施された装飾に目が行きがちだが、
全て、快適な走り・乗り心地を求め行き着いたデザインである

見た目だけではなく、使う人のことを考えたものづくり
それこそが日本のものづくりの心髄であると思う



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2015年3月2日月曜日

AWAY



インターネットの海は深く、潜ればいろいろなものが見え、知った気になってしまう
実際はそれは表面的なもので、直接見て、触れて、感じたものでしか
得られないものもある



だから、行かなくてはならない
行ける場所も得られるものも自転車に乗れる時間も
限られているのだから




パソコンの画面からでは得られないもの
それは物でも、経験や感動でもない、「事実」

自転車は多くの事実を与えてくれる唯一の乗り物であると思う。



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