現在、チタン合金を使用した自転車は多くのメーカーから発売され、
珍しいフレーム、マニアックな素材
という括りから出つつある
SEVEN Cyclesはアメリカでチタン合金製自転車を昔から製造している
いわばチタンバイクの老舗である
この度、日本の代理店であるSim-WorksがSEVEN Cyclesの
チタン合金フレームの製造におけるポリシーともいえる
技術論、製造方法論を公開した
5回に分けて書かれている技術論、製造方法論だが、
1〜4回まではチタン合金の特性と歴史、そしていかにチタン合金が
優れた素材であるかが詳細に書かれている
正直、技術オタクや自転車(素材)オタクでなければ挫折しそうな
読み応えである
最後の技術論、製造方法論第5回でSEVEN Cyclesのこだわりが書かれている
1. 多角形チューブは丸パイプチューブに比べ強度が劣るので使用しない
2. アノダイジング(陽極酸化処理)はパイプの接合部が弱くなるので行わない
3. ショットピーニング(表面処理)はパイプの強度が落ちるので行わない
他のチタン合金フレームメーカーに比べ、オーソドックスで
言い方は悪いが古くさいものづくり
それは昔から現在までの多くのテストや挑戦の結果、
行き着いた回答である
チタン合金フレームを扱うメーカーは大小さまざまにあるが
安定感や普遍的な性能、デザインを求めるなら
SEVEN Cyclesは一つの目安になるだろう。
個人的にはもっと自転車は自由であっても良いと思うのだが。
Busy Hands - Factory Visit To Seven Cycles from Ryota Kemmochi on Vimeo.
Bicycle&Lifecycle NICO
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