2015年4月8日水曜日

全ての人に合う自転車は存在しない

全ての人を100%満足させることのできる製品がないように、
自転車も全ての人に合う自転車は存在しない

自転車に乗るとき、
多くの人は何かを妥協し、我慢し、諦めて乗っている
それは金銭面であったり、仕事の都合であったり、生活スタイルや
体格の問題であったりもする
元々、そういうものだと割り切っている人もいる

もちろん、最初は合わなかった自転車も乗っているうちに
身体が慣れて「合っているように」感じることはある
それは体感的な「慣れ」であり
本当に「合っている」状態とは言えない

本当に「合っている」状態は
慣れではなく、妥協でも、我慢や諦めでもない
自転車に乗っていて「自然」な状態のこと

例えば、プロ選手の為に作られた自転車を
一般の人が乗るのは「自然」な状態ではない
極端に言えば普通の人がF1で走るレーシングカーに乗るようなものだ
もちろん、それで乗りこなせれば何の問題も無い

車と同じように、F1レーサーはレーシングカー、一般の人は乗用車
というように自転車もいけばいいのだが、
最近の競技用自転車は乗用車クラスの自転車ですらF1レベルの技術を使うような
ハイスペックになりつつある

そこで少数の自転車趣味人たちが思いついたのが
Bespoke = オーダーメイド
高級スーツの様に、身体にぴったり合った自転車を注文してつくる
身体にぴったりと合った自転車は乗っていて「自然」である


全ての人に合う自転車は存在しない
ならば、一人一人に合った自転車をその人の為につくれば良い
趣味の極みのようだが、いたって「自然」なことである



Bicycle&Lifecycle   NICO

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